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まりちゃん号製作日記 その6 フロントフォーク3


トラックレーサーならば前回のところでほぼ終わりなのですが、ロードならブレーキ穴が必要ですね。

今回、私の手落で穴だけを開けた状態の写真を撮り忘れましたので、そこは次のロード製作時に掲載します。

今回使用しているクラウンは前面がアール形状になっている為、平らに削るか、クラウンのアールに合うようにアール座金を加工しなけれはなりません。

しかし、今回のまりちゃん号に使用しているフォークブレイズはエアロ形状に潰してあり通常使用するオーバルブレイズよりも横から見たら厚みがあります。そうなると、前面を平らにするだけでは、使用するブレーキによってはギザワッシャーを何枚か重ねて使用しないとブレーキ本体とフォークブレイズが干渉する可能性がありますし、せっかくのフルオーダーにアール座金を使うのも、どうも納得できません。

そこで、今回は、もうひとつのやり方である、台座の取り付けをしました。



古い在庫を捜してみたら、まだ6角ナットでブレーキを取り付けていた時代のリアブレーキ用台座が出てきました。これをクラウンに取り付ける台座にします。
c0233101_0254754.jpg


これを付けてクラウンの後ろ側にはヘキサゴンナットが埋まる為の面取りをしたら、ブレーキ穴の出来上がりです。
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c0233101_0343883.jpg


最後にヘッドパーツの下玉押しを圧入する部分を下玉押しのサイズに合わせて削って出来上がりです。
c0233101_0391675.jpg


今回のこのフォークは、この後メッキに行きます。

【解説】
クロモリパイプなどフレーム製作の素材は標準的なものが用意されているだけで、特殊なことをしようとすると、そのためのパーツを何かで流用するかイチから造ってしまうかしかありません。それでいて、仕上がりは最初っから出来合いのものであったがごとくに馴染んでいなければなりません。ビルダーのアイデアと腕とセンスが試されるんですね。フォーククラウンそのものを鉄板から切り出した例さえある。このブログのどこかにそのロードバイクが載っていますから探してみて下さい。
ブレーキを取り付けるには、当たり面が平らでなければねじが締まらない。最近のカーボンフォークはそれを見越して取り付け部分は平らに整形しています。
スチール系フォークは形が千差万別ですから、量産車の場合ブレーキ側は平らでフォーククラウン側は曲面に添ってえぐれた形の「スペーサー」を挿入して固定しているものも多いです。
機能的にはそれで問題ないんだけれども、この手の小物が何枚も挟まっているのは格好の良いものではないのでこうした工夫はうれしいですね。
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by nambei | 2012-11-22 10:00 | オーダーフレーム