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NAMBEIピストラーダ試乗記・1


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おなじみ名古屋在住のNさんが、先日納車させていただいたピストラーダ(「白ベイ」と呼んでいらっしゃいます)の試乗記を寄せてくださいました。
ご本人は謙遜されていますが、豊富な経験と感性で、ベテランならではのインプレッションになっていると思います。
長編なので2回に分けてご紹介します。





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コロンバスPSの仕様は以前にご紹介いただいた通りですが、そんなすごいパイプだとは露知らず…。僕にはインプレッションを書く脚も表現力もないこと、1953年製のエンジン(注:心臓)よりもシャシーの方が遥かに速いこと(軽自動車のエンジンをF1に積んでいるようなものです)、そもそもこのパイプはゴ○ラ(○には「リ」でも「ジ」でもお好きな方をどうぞ)のようなピストの選手が踏み倒すためのものであることなどなどを、予めご了承ください。

21日(振替休日)に乗ってきました。ウオルバーのリムにコンチネンタル・グランプリ・クラッシック(24C)の組み合わせ。空気圧は7.5気圧にセットしました(マニュアルは6.5~8.5気圧指示)。ギヤ比は49Tx18Tです。
まず気が付いたのは、『直立性の強さ』。とにかく真っ直ぐに立とうとする。ダンシングで自転車を左右に振ろうと思っても、簡単には振れません。「身体を直立させ(身体をなるべく左右に振らず)、身体の下で自転車を必要最小限、左右に振る」というのが、僕のダンシングのイメージ。でも僕の筋力では『白ベイ』をほとんど左右に振ることができない。無理に振ろうとすると、グンと戻ってくる自転車に負けて僕の身体の方が左右に振れてしまう。こんな経験は初めてでした。
次に気が付いたのは、『スムーズな走行感』。パイプの仕様からさぞかし硬いフレームで、『空荷の軽トラ』のようなポンポンした乗り味を想像していたのですが、全くそんなことはない。クルーザーが航行しているかのような、スムーズで優雅でエレガントな乗り味です。そしてスピードが上がるほど、このスムーズさ、優雅さ、エレガントさは増していく。一定以下の路面の荒れは無視したかのような走りです。もちろん大きな路面の荒れは正直に伝えてきますが、それで直進性が乱されたり、自転車が暴れたりということは全くありません。
踏み出しは重い。僕は固定ギヤでは大腿の前の筋肉(大腿四頭筋)よりも、裏の筋肉(ハムストリングス)や臀筋を良く使うような気がしています。『マージ』、『セブン』、『赤ベイ』(注:いずれもNさんが所有するピストラーダ。マージはデダチャイ・ゼロ、セブンはチタン、赤ベイはカイセイ8630を使用))でも、ハムストリングスはよく意識するのですが、大腿四頭筋を意識したことは余りありません。でも『白ベイ』では踏み込みの時、大腿四頭筋(特に膝のちょっと上の所)を意識させられる。スピードに乗ってからも意識させられたのは、僕の筋力が『白ベイ』が要求する筋力には、ほど遠いからでしょう。
「ダンシングを受け入れてくれないこと」と、「踏み出しが重いこと」から、登りはさぞ苦労するだろうと思っていました。でも「なるべくダンシングをせずにシッティングで」、そして「なるべくガク踏みせずモーターのようなペダリングで」を心がけたところ、思ったより登れました。
不思議なことに、「もうダメだ」と思っても、自転車がクランクを上死点を超えた所(右クランクなら1時の位置まで、左クランクなら11時の位置まで)まで持ってきてくれる。そこからなら大腿四頭筋を使って踏み込めるので、何とか足をつかずに全行程を走りきることができました。登りで「もうダメだ」と思うと、大抵は下死点でクランクを回せなくなってしまう。でも『白ベイ』が「もぉ、仕方ないわねぇ…」と言いながら下死点を超えさせてくれる。そんな感じです。
下りは本当に安定しています。キッチリとスピードをコントロールしてカーブに入れば、『オン・ザ・レール』のコーナリング。オーバースピードでカーブに飛び込んだとすると、『直立性の高さ』からもう一段倒しこむことができず、結構危ないことになるかもしれません。「きちんと筋を通せば、きちんと答える」、逆に「筋を通さなければ、痛い目に会わせる」ということでしょう。


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by nambei | 2014-07-27 13:03 | オーダーフレーム