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海外ブルベ挑戦・3


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ちなみに今回のカスケード1200の走行距離は、正確には初日443.5km、2日目333.4km、3日目312.9km、4日目198.9kmで計1,288.7kmです。獲得標高は11,456m…。
こんな過酷なイベントに参加したトモさん、ロードバイクを本格的に始めたのは50歳半ばを超えてから。意欲があれば年齢は関係ない(限度はあるにせよ)ということでしょうか。




寒暖差について
カスケード山脈の西側は高湿気雨天、峠は低温、東側は強風、灼熱乾燥というのが特徴で、その装備はとても重要になる。しかもその通過時刻によって、気温は劇的に変化する。
暑いのは脱げばいいので、装備は峠の下りを中心に考える。例えば峠の気温が3℃とすると、50km/h以上での下りは体感温度-7℃以下になる。頭手足、体幹の防寒をしっかりしないと、寒さで意識が飛びそうになる。そのため、雨具、防寒着一式を収納できる大きさをもったサドルバックでないと対応できない。
余談だが、2日目のヤキマ~マタワ間で、脱いだ長袖アンダーをベルクロで留めていたのだが、リアスプロケットに巻き込んでしまい、取り除くのにたっぷり時間を費やした。もし運悪く、下りで後輪がロックしたら命に関わっていた。衣類の収納はもっともっと慎重にしなければならないと思った。

海外ブルベの心得

とにかく日本のようなわけにはいかないと心すること。
コース、そして参加者のレベルも格段に高いと思った方がよい。男女問わず、参加者全員がアスリートだった。完走するのは、日本のブルベ(BRM)より何倍も厳しいと心すること。
ある程度の意思疎通のできる語学能力は必要である。とはいえ、スタート前のコース説明などのブリーフィングは、2割程度しか理解できなかったが・・・・。
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また、直前にコース変更があったのに気付かず、2つのミスコースの原因となった。
この時は、たまたま前後に選手がいたので、事なきを得たが、極め付きは、2日目のルップルップ峠の前に、(写真のお日様マークの所)に1,000mの峠が新たに加わっていたのに気付かない大ポカをやってしまった。直前にもコース変更ありと心すること。
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どんな田舎でも自販機や24時間コンビニがあり、補給水、食にあずかれるのは日本だけだと心すること。少なくとも100km(5時間)は補給無しと覚悟し、それに備えての水、食糧を準備しておくこと。
事前にスタッフとメール交換して、名前を覚えてもらうこと。これは大切である。私は事前にドロップバックのサイズ、重量制限、エアロバーの使用可否について、1日目のコースについて尋ね、○▽□(編注:もちろん実名です)-san Daijyoubu!! とローマ字返信をもらい、気持ちが楽になった。海外ブルベを考えているのなら、是非お勧めしておきたい。
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何や彼や言っても、たった4日間の冒険旅である。BRMは、自己責任、自己完結が原則である。時間かけての周到な準備は旅の楽しさを2倍にも3倍にもしてくれる。そして、その夢がかなえられ、ゴールする瞬間を目指して、今後も挑戦していきたい。
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ブルベという特殊な遊び?に身をおいて、まだ1年の新参者である。
ブルベの魅了は?と問われると、長く乗ってられるからではないかと思っている。速く走れないものとしては、とにかく休みなく、黙々と漕ぎ続けるところに味がある。大人気なく他人と競う瞬間はたまにあっても、ズームを引いて眺めると、大半が自己との語り合いであることが分かってくる。
よく、そんなに長時間何を考えながら走っているのですか?と尋ねられる。しかし、頭の中は、ルートは間違えてないか? ポジション、ペダリングはこれでよいか? 身体の変調はないか? 次のPC(チェックポイント)の予定通過時刻は? PCでの補給は何をするか……。 
雨が降り、日が暮れれば、着替えの場所やタイミングも考えなければならない。意外にぼうっとしていられる時間はない。特に身体やメカに心配がある場合は。そして、全てがうまくいっているときの油断こそ要注意だ。
やはり、ブルベ旅は人生と一緒なのだ。いかにミスを少なくするか。しかし、ミスは必ずあると覚悟して、最小のダメージに止めることのできる心の強さに憧れるが、まだまだ未熟で、カッとして冷静さを失ってしまう自分を戒めながらのこの頃である。
南米商会関係諸氏、私の拙文を根気よく読んでいただき、ありがとうございました。これからも、皆さんの自転車への情熱に刺激されながら、私流の自転車三昧を続けたいと思っています。       とも

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by nambei | 2016-07-09 10:00 | お客様サイクリングレポート