レストアの楽しみ
2013年 10月 06日
ピカピカのMASI GRANCRITERIUM(マージ・グランクリテリウム)。'70年代後半にイタリアで製作された名車です。
部品を外され、ある所で錆だらけになっているのをレストアしました。
幸い、フレームにひずみや凹みがなかったので、錆を落とし、再塗装し、アメリカのネットオークションで補修用ステッカーを入手して仕上げるだけですみました。
南米朝練の常連さんにお譲りし、ご自身で少し年代の新しいデ・ローザから主要パーツを移植しています。足りないパーツや時代の合わない部品については、仲間内で調達されたようで、なかなか雰囲気良く仕上がりました。
スチール系フレームの錆は、余り深く食い込まないので見た目ひどく錆びているようでも、大丈夫なことが多いですし、当店はフレーム製作も手がけているので、凹みの補修やフレーム修正はもちろん、パイプの差し替えという大手術も可能です。
再生のネックはステッカー類ですが、老舗ブランドならアメリカのネットオークションや通販で補修用が結構見つかります。時間とお金はそれなりにかかりますが、そっくりに複製することもできます。
古い自転車の再生のご相談承ります。なお、再塗装しない錆び落とし、磨きのみの作業については主観の差が大きいのでオーナー様にお願いしています。ご理解ください。
by nambei
| 2013-10-06 10:00
| 日記