2022 全日本ロード選手権観戦記
2022年 08月 15日
レポートと写真は、仕事もレースも真剣に取り組む若手、しんぺいちゃんです。
舞台はホビーレーサーにお馴染み、広島県中央森林公園サイクリングコースへ向かいます。途中で飲食物やガソリン(ビール 笑)を買い込んでいざ会場へ!
今大会は、開催前から女子レースが中止になるという、波乱がありましたが、男子レースは無事開催。
●会場の雰囲気と南米ブース
会場入りして最初に感じたのは普段のレースと違う雰囲気。異様な緊張感が伝わってきます、それだけ参加選手、チームにとって重要なレースだと分かります。気温が高く厳しいレースになることが予想されます。
スタート前の選手の緊張感を肌で感じながら各チームのピットを一通り回って、一番端に行くと………そこには、ビール片手ににぎやかに談笑する南米商会メンバーが!やはりここだけはいつも通り(笑)場慣れ感がすごい!
スタート後、私は選手の写真を撮るべくあちこち歩きまわっていました。
その間、南米商会ブース?には、なんとEF Education-Nippoの大門宏監督を始め、新城幸也選手のメカニックで、以前は南米商会のお客さんだった仲西さんなど業界の有名人が薙野師匠を訪れていたそうで………写真撮ってもらいたかった(笑)
●選手の表情
エース、アシスト、単騎で挑む選手などそれぞれ立場や役割が違いますが表情は真剣そのもの、特に勝負どころの展望台の上り坂では、後半になるにつれ、険しい表情で選手が駆け抜けていきます。
集団から千切れた選手も満身創痍になりながら、走る姿は心を打たれました。
自分の役目を終えた後でもレースを止めずできるだけ長く走る、そんな選手が数多くいました。
●日本一が決まる瞬間
レースの行方は、新城幸也選手(バーレーンヴィクトリアス)と新城雄大選手(KINANサイクリングチーム)の二人に絞られました。
最終周ゴール下に陣取っていた南米メンバーと合流し、日本一決定の瞬間を見つめます。
最終コーナーの坂から二人の姿が見えてくると、ゴールスプリントに向けて、会場のボルテージが最高潮に達します。私も無意識のうちに「いけー!」と叫んでいました。
先行する新城雄大選手をぴったりとマークしていた新城幸也選手がゴール直前で雄大選手をかわし、僅差で逆転して三度目の日本一になりました。報道陣や観客が新城幸也選手を迎えるために、選手控えテントに押し寄せます。
●敗れた選手の表情
新城選手の三度目の日本一で会場が盛り上がっている中で、後続の選手が続々とゴールに帰ってきます。
どの選手も満身創痍で疲れ切った顔をしていました。それだけ厳しいレースであり、この全日本選手権に照準を合わせ、勝てなかったことへの悔しさが伝わってきました。
●振り返って
生で全日本を観戦できたことは一生の思い出になりました。
会場のいつと違う雰囲気、選手の表情、緊張感、日本一決定の瞬間などなど機会があればぜひ一度足を運んでいただきたいと思います。
某webメディアに記載された、新城幸也選手のインタビュー記事には、レースの戦略や日本とヨーロッパのレースの違いなどなど、興味深い内容が書かれていました、薙野師匠曰く色々なヒントが書かれていると話していました。
今後の日本ロードレース界の成長していくのか益々楽しみです!
今回、特に終盤は新城選手のレースコントロールが強く印象に残りました。40歳近くなって、未だに単騎で国内最高峰のレースを支配できる実力に驚くばかりです。
南米商会も、最高、最先端の話題に触れる機会をできるだけ多く提供したいと思います。
by nambei
| 2022-08-15 10:00